その四  高天原温泉〜雲ノ平〜折立〜帰宅

やってきました。以前裏剣を歩いたとき 温泉がとても良かったので
しんどくても 温泉ははずしたくなかったのです。しかし あとで考えると 雲ノ平でテントを張り
温泉往復しても良かったかなと。ですが 日程的に時間に無理があり 
高天原に泊まる事はベストな選択でした。食料も底を付きそうだったしね。
重いので、早く軽くしようとしっかり食べた。



小屋で手続きを済ませ 早速温泉へ。歩いて20分のところにありますが、何度か川を渡ります。
ここから水晶岳にも登れる。 手前に囲ってあるのが女風呂
そのすぐ右に混浴。一番右の小屋は、露天の女風呂だという事ですが、ぬるくて入れません。





女風呂の湯。かなり硫黄が強くて 足の指が痛く感じた。
汗をかくと、いつまでも硫黄のにおいがした。




高天原の小屋 屋根が曲がっている
こじんまりした、あったかい小屋です。


登山道に置かれている、台の上から湿原を眺める。
山中にこんなところがあるなんてねぇ


5時から朝食を取り ゆるゆると出発。
もうこのまま 折立に向けて帰ろうかと思ったりもしますが
歩いているうちに やはりせっかくだから雲ノ平まで行こうと決心。
一人だと結構弱気になります。私だけか?



高天原から雲ノ平までは3時間程なので ゆっくり歩きますが 登山道もよく整備されていて
とても歩きやすい。はしごの上段に若い単独の女性。大阪の人です。




やっと着きました。お天気が快復しそう。裏切られてばかりだったので
まだ安心できません。前日のこと 富山地方は大雨洪水警報が出ていて
床上?下?浸水もたくさんあったと、ラジオニュースが報じていました。
今日は比較的安定していて 降水確率10パーセントだそうな。



雲ノ平テン場方向から 小屋を望みます。お天気が快復。とっても気持ちがいい。




テント場 そして祖父岳を望む。昼食をとってこの祖父岳に登る事にしました。
1時間ほどで登れます。




祖父岳の山頂はケルンがいっぱい。写真は三俣蓮華岳方向
鞍部に小屋が見え、歩いた下山道もよく確認できます。
他の山より低山ですが、眺め良し、ゆっくり楽しみました。
この日は満天の星、3シーズンのシュラフでも寒かった。

朝 3時20分に起床。4時40分出発
さ〜て 下山するぞ〜〜



庭園は木道で整備され 歩きやすい上、早朝なので清清しくていつまでもいたい気分。
朝焼けの笠が見えます。槍も見えた。違う方向からの薬師岳もいいもんだ。

庭園が終り、いよいよ薬師沢までの急坂 これが歩きにくい。
岩がごろごろ、濡れているので滑る事。



あぁ やっと着いた薬師沢の小屋。トイレを借り、鏡を見てびっくり。
まぶたが重いと思っていたのですが ブトに10ヶ所以上も刺されて 顔全体が腫れていた。
腫れるとこんな顔になるんじゃ・・・まじまじ!水で冷やすと気持ちがいい

小屋の前で1時間ほど休憩。ここから太郎平まで苦しい登りです。
たった3時間ほどなのに 暑い上に急坂。空腹と疲れでペースが落ちる。
太郎平に到着したときは丁度お昼時。ラーメンを頼みますが 足りない

4泊5日 ゆっくり歩いてほぼコースタイム通り。怪我も無く、全てを消化できて大満足です。

折立まで下山後 白樺ハイツに宿泊を申し込んだのですが 満員で部屋が取れない。
すぐそばの、ホテルおおやまを紹介して下さった。いやいや急な事ですのに
おもてなししてくださって、ありがとうございました。

31日は福光美術館、棟方志功の愛染苑と兼六園 山中温泉に入り 途中SAで仮眠を取り
8月1日 朝帰宅です。
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