2010年 8月28、29日 甲川遡行

念願だった大山 甲川(きのえがわ)沢登り、今年は会山行ということで
初めて参加させていただきました。
ベテランガイド4人(男性)に守られて いざ出発。 しかし準備に手間取る
8時40分だったかな?


今年は猛暑だというのに、ここの雰囲気はちょっと違う。
引き込まれてしまいそうな水、切り立ったゴルジュの雰囲気に
のまれてしまいそう、等と灌漑にふけっている場合ではない。
スタートしたばかりですから。 9:20




Uさんリード
この時点では水から出ても まだ体がポカポカしている。
さて、頑張って泳ぎなさいと自分に言い聞かす。 9:26
天王の滝から




引き続きOさん お二人とも簡単そうに泳ぎますねぇ


どこだかよくわからない?  Uさん リード頑張っています。



ここが斜爆への入り口だったかな?間違っていたらご一報を 10:30
とにかく斜爆では、激しい水流にあっという間に流されて、落ちてしまった。
岩 ぎりぎりのところを登るといいんですって。

私の体も、徐々に芯まで冷えてきた。


明るくなってきたので 少し気持ちに余裕 



休憩地点 11:27

ここからは中の廊下。ゴーロ帯が続きます。


ここはどこ?あの辺かなぁとテキトーなことをかいてはいけません。
なかなか登れず、一番左のくぼんだ所を手掛かり 足がかりにして登った。
思った以上に難しい。 13:00

上からの確保
下の廊下は全て核心部のように思えた。付いていくだけで必死。
あぁ 写真で見たところだなぁと思っても、何度泳いで滝を登ったか
記憶の回路が切断されています。

3時ころテント設営地点到着。ここで午後から参加組と合流。
重い食材を調達してくださって感謝感謝です。
たき火と炊飯 沢でのテントは初めてなので 興味津々でしたが
星に感動したり、たき火の火に見とれたり、ライトも点けず暗闇を楽しむという
ロマンチックなひと時でした。
なるほどなぁ こんな山の楽しみもあるんですねぇ



さて 29日は上の廊下へ。 
早朝組と合流し、12名と言う賑やかな会山行となりました。
いざ出発



本当に神秘的な谷 大山にこんなところがあるなんてね。
50メートルあるそうです。

アブミでトラバース。Kさん
私たちは水の中を引いてもらい泳ぐ(水量が少なかった)

泳いでアブミで登り 下を見た光景

鉄人のOさん 
あそこまで泳いでいかなきゃ・・・今回はひっぱってもらえるので楽々よ
でも 冷たいのでドキドキ!

今回は上の廊下の核心部をクリアして テン場まで引き返すことに。
引き返す時、Oさん「飛べ――」滝の上から跳べーと何度も叫んでいましたねぇ
私はもちろんのこと、みなさん上品にアブミで降りてました。

こちらもアブミで降りる。

そんなわけで、無事甲川遡行を終えました。
しかし あの水の冷たさ、氷水のよう。

みんな冷たいはずなのに、冷たいと言わない!楽しんでいるところがすごい!
見習わなくてはいけません。

今までも 厳しかった山行がいつまでも記憶に残っています。
今回の初甲川遡行、いつまでも忘れられないでしょうね。
みなさんには 大変お世話になりました。 


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